« 2009年4月 | トップページ | 2009年6月 »

2009年5月

小生の決断

この年の始めから、もうプロでやるのはむつかしいとある程度諦めていましたから、後はどこでけじめをつけれるかとこの一年悩んできました。

そして、最後の最後で、野球を辞めるにあたって最高の舞台ができたのです。

3日間で3勝。

恩人のYさんからは、これだけ投げれるんだったら、一緒に他所のテスト受けようよと言ってくれました。

しかし、小生の肩は小生が一番分かっています。

そして数日後、Yさんと二人で球団事務所に行きました。

Yさんは自由契約に、小生はもう野球をやる気持はないので任意引退選手に。

小生の野球人生は、こうして幕を降ろしました。

小学5年で野球を始めて以来15年間、それこそ野球から逃げてばかりのことしか思い出しませんが、最後の一年最後の3勝で幕が降ろされたことが最大の思い出です。

そして、もう一度この時代に戻れるなら、間違いなく野球を本気でやりたいと思います。

教訓 人生は一回、その時その時を一生懸命に!

| | コメント (6) | トラックバック (0)

最後の紅白戦3

二日で2勝は、やはり出来すぎです。

しかしさすがに3日目には、肩が上がりませんでした。

痛いというより、筋肉痛のヒドイやつです。

右肩が腫れているのが分かりました。

さすがに今日の登板は回避してもらえると思ってグランドに出たのですが、この日の先発は予定通りということでした。

肩に大量のキャピソリンを塗り、30分近いキャッチボールで肩を温めました。

しかし、この日はさすがに肩に痛みが出ていました。

立ち上がりからボールの切れはあったと思いますが、いかんせん肩の疲れ、痛みはごまかしがききません。

回を追うごとにボールのリリースが利かなくなり、球が高めに浮くようになっていました。

そして痛恨のホームランを浴びてしまいました。

とは言っても小生の記憶では、この三日間での失点はこの1点だけだったと思います。

そしてこの日も勝ち投手になり、3日で3勝もしたのです。

試合後、ホームランを打たれたKさんから嫌みたっぷりに

「バッティング投手の時、ああいう球投げてくれよ」

ムカつきましたが、指にかかった回転のいいボールは確かに打ってて気持ちいいですからね。

何はともあれ、小生の肩はもう限界でした。

試合後のキャチボールもままならないほどでした。

そしてこれで小生の気持ちも決まったのです。

教訓 やはり神様は嘘はつかなかった!

| | コメント (0) | トラックバック (0)

最後の紅白戦2

紅白戦で勝った翌日は、さすがに肩がパンパンでした。

やはりゲームで投げるときは真剣勝負のなので、今まで使ってない筋肉まで使っていたのでしょう。

しかし、この日は小生の肩はオフだったので、ゲームを観戦していました。

ところがなんとこの日の先発投手が一回に打球を足に受け、投げられなくなったのです。

嫌な予感が小生の頭をかすめました。

でもまさか昨日投げている小生にお鉢は回ってこないだろうと思っていました。

関係ありませんでした。

「すぐ肩を作ってくれ」です。

それでなくとも20分のキャチボールが必要なのに、でももうゲームは始まっているのですからそんな悠長なことは言ってられません。

肩を作りながら、「もう小生の『クビ』は決まってるんだな」と20球ぐらいでマウンドに上がりました。

この時も不思議と肩の痛さを感じませんでした。

真っ直ぐも指に思い切りかかっていましたし、あまり曲がりはしないカーブでしたが、真っ直ぐと同じ腕の振りから曲がるので打たれませんでした。

1回途中から4回までを投げ、またまた勝ち投手になりました。

こうなるとバカな小生も「ひょっとしたら」なんてスケベ心も出てきました。

肩が痛くないのであれば、もう一度考えてみたくなります。

教訓 野球の神様は見ています!

| | コメント (0) | トラックバック (0)

最後の紅白戦

そんな筋肉トレーニングもそろそろ終わりを迎えようとしていました。

そうです、いよいよこのシーズンも終わりをつげようとしていたのです。

ということは、小生の野球生活も終わりに近づいていました。

そんな時でした。

シーズンオフに入ったら紅白戦を行うというのです。

それも5試合も。

まあ態のいい「首切り」を決める試合です。

そして早速投手の登板表が発表されました。

小生の登板予定は、第一試合目の二番手。

第三試合目の先発でした。

正しくクビ一番手の起用でした。

そして迎えた一試合目、一試合7回勝負だったので、小生は5回からの3イニング。

そこまで確か負けていたのですが、小生が登板してひっくり返して何と勝ち投手になったのです。

詳しい成績は覚えていないのですが、紅白戦と言えども、プロ相手に3回を無失点に抑えたことは今までのことを考えると、夢のようでした。

しかしもっと驚いたことは、小生の肩、痛みがないのです。

高校時代のボールより走っていたと思います。

まさにYさんとのトレーニングの成果だと思いました。

そして一番喜んでくれたのもYさんでした。

教訓 努力は、誰かが見てる!

| | コメント (0) | トラックバック (0)

どん底からの脱皮

酒におぼれる毎日、しかしYさんとの筋トレは続けていました。

とは言っても、Yさんに引っ張られ、Yさんのために続けていたといった方が正解です。

そんなYさんも小生の毎夜毎夜の外出を知らないわけありません。

「今の生活は、お前にとって何も生まないぞ」となじられました。

そんなある日、小生の勘違いでトレーニングの休日を間違えて、その日は夕食を済ませてすぐに夜の酒場へと繰り出したのです。

帰ってきたのは夜中の2時過ぎでした。

もちろん外出禁止の身の上なので寮の壁を乗り越えて帰ってきたのですが、何と小生の部屋のドアに張り紙がありました。

「帰ってきたら俺の部屋に来い!」

Yさんからのものでした。

ピンときました、小生がトレーニングの日を勘違いしていたことを!

早速Yさんの部屋に行ったのですが、Yさんは怒りもせず、

「遅かったな、さあやるぞ!」

小生の酔いはこの一言ですっ飛んでしまいました。

同じ練習生で、同じ肩を壊して、それでも自分を信じて野球を続けようとするYさん。

そんなYさんを見てると今年一年間だけでも、必死こいて野球に没頭しようと考えるようになりました。

今を大事に生きる、今できることをコツコツやるそんなことを学んだような気がします。

大げさかもしれませんが、小生にとってYさんは人生の恩人です。

                           

教訓 身をもって示しされると参るものです!

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2009年4月 | トップページ | 2009年6月 »