面接
テレビ業界との出会いは、プロ野球時代、車の免許を取りに行った時にお世話になった教習所の先生なのです。
前回書いたスポーツ問屋の営業を辞めなくてはいけなくなった時、ちょうどその先生から、連絡を頂き、「お前に丁度いい仕事があるから」と、紹介された仕事が、テレビの業界の仕事だったのです。
なんでも放送作家の事務所でスポーツ番組をはじめるので、人を探しているということでした。
どうして教習所の先生が、業界に詳しかったか?は、後にして。
何はともあれ、すぐ面接に来いというので、スーツも持ってない小生に、その先生は自分のスーツくれ、「明日、赤坂のアイビスという喫茶店に14時に行け」ということになり、プロ時代、新宿しか知らない小生にとって赤坂と聞いただけで、緊張したものです。
アイビスという喫茶店はもうなくなりましたが、TBSの真ん前にいかにも業界の人が出入りする喫茶店として有名でした。
小生そんな喫茶店に、約束の時間の30分も前から待っていました。ドアが開くたび、入ってくる人を見ているのですが、どの人も立派なスーツを着ているものですから、田舎者のプロ野球落伍者から見れば、なんだか自分がどんどん落ち込んでいきました。
そして待ち人は14時を回っても来ないのです。そう言えば、小生の就職の面接は、今まで後にも先にもこれ一回きりなのですが、自分を買ってくれる所を見つけるのに、こんなにみじめな思いをするとは・・・。
場違いもはなはだしいこの喫茶店から早く逃げ出したい気分でした。
そして14時半を回ったときに、やっと待ち人が現れたのです。
教訓 みじめな時は、自分を信じるしかないのです!
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